葉留佳シナリオ完結編。あれだけ揉めてた割には、佳奈多が本音をポロっと洩らしただけで意外とあっさり解決してしまったような印象。
まあ、そのたったひと言の本音すら言えない状況に置かれていたというのは分かりますが…。
そして、「葉留佳とケンカしたくないから一緒に三枝家と決別するわ」という結論に至ってハッピーエンドに。
三枝家に未練があったわけでもなかろうに、だったらもっと早く決別せえよとも思いますが、先に述べたように本音を言うには覚悟が必要な状況にあったわけで、佳奈多に覚悟を決めさせてくれたのが葉留佳であり、葉留佳を前に進ませてくれたのが理樹たちだったというわけでしょう。

しかし…虐待や間引き宣言（殺害予告）がありながらも佳奈多が警察に相談しなかったということは、警察ですら三枝家の支配下にあるのだろうと思われますが、そんな三枝家が、一族の暗部を知っている姉妹の家出を簡単に許すのかという疑問も…。
特に佳奈多は三枝家にとって大事な存在（子を産む機械として）なわけだし、葉留佳や三枝のダンナたちを殺してでも佳奈多を連れ戻し、クスリで洗脳するくらいしてもおかしくなさそう。
そして理樹たちは、子供ではどうにもならない現実を思い知る…。

まあ、バッドエンド妄想はさておき。
佳奈多が葉留佳の変装をして理樹にシフォンケーキを食べさせようとした理由。
理樹を試したとかなんとかよく分からんことを言ってましたが、実際のところは、美味しいシフォンケーキによって理樹の葉留佳に対する好感度を上げ、葉留佳が理樹と結ばれて幸せになれるように…ってことだったんじゃないかなと思います。
妹思いなお姉さんの、体を張ったおせっかいだったってわけですね。
あと、今回は美魚の存在が完全に消えてましたが…。１ルート終わるたびに世界がリセットされているのだとすれば、葉留佳シナリオに入ったことで美魚は救われず、消滅してしまったということなのか…。でもそれなら代わりに美鳥が出てきそうな気もしますが…。なんだかモヤモヤしますね。

てなわけで、次回からはクドのシナリオに突入しそう。
おそらくこれが１クール目の最終シナリオ？単独でアフターストーリーのファンディスクを作らせるくらいのヒロインですから、期待するとしましょう。